洗浄効果を上げるには
射出成形機の背圧について
射出成形機のパージを行う際、背圧をかけノズルからパージ材を吐出させる方法をとられることがよくありますが、セルパージの場合、この方法はあまり効果的ではありません。セルパージで射出成形機の洗浄を行う場合の一番大事なポイントは、背圧をかけすぎないことです。
セルパージのパージ効果のメカニズムについても説明いたしておりますが、『背圧をかけノズルからパージ材を吐出させる方法』 は、ここで説明した 『 半溶融タイプ 』 に有効な方法です。『半溶融タイプ』 は、壁面に付着した樹脂を一緒に剥ぎ取り押し流す力が強く、しばしばこの方法が使われていますが、その代わり、『 半溶融タイプ 』 は置き換えされにくいという欠点があります。
セルパージは、優れた 『 置き換え性 = 自己排出性 』 を実現するため、『 ふくらむ力 』 を発生させる成分を加えています。この 『 ふくらみ効果 』 を最大にするには、背圧をかけてパージ材を流すよりも、パージ材を流さずに壁に付着した樹脂を浮き上がらせることがポイントになります。もちろん、背圧をかけても洗浄効果はありますが、この場合、必要以上にパージ材を消費することになります。
背圧をかけて、ノズルからパージ材を流す
「剥ぎ取り力」 だけでは汚れは取れにくい
背圧をかけず、ノズルからパージ材を流さない
「ふくらみ効果」により汚れを浮き上がらせる


