
セルパージの洗浄メカニズム
セルパージは、成形機・押出機洗浄用プラスチックです。
セルパージは、「浮き上がらせ効果」と「ふくらみ効果」の2つの効果により、「強力な洗浄力」 と 「自己排出性」の両立に成功しました。
パージ材は、一般的には、
1. 高分子量成分や部分架橋成分などを添加した
『半溶融タイプ』と、
2. 界面活性剤を添加した 『界面活性剤タイプ』
に大別されます。
『半溶融タイプ』 は、金属表面に密着した先行樹脂を、摩擦力により強力に擦り取るのが特徴で、『界面活性剤タイプ』
は、金属と先行樹脂との密着力を界面活性剤成分により低下させ、浮き上がらせた後押し流すことを特徴とします。
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『半溶融タイプ』
金属に密着している樹脂を強力に剥ぎ取る
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『界面活性剤タイプ』
金属に密着している樹脂を浮き上がらせて取る
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『半溶融タイプ』 は、剥ぎ取る力が強く、しつこい汚れも除去しますが、その分、パージ材自体が排出されにくく、逆に、次の材料の中に不純物として残りやすいという欠点を持ちます。一方、『界面活性剤タイプ』 は、パージ材自体の排出性は良好ですが、界面活性剤がパージ材の粘度と摩擦力を下げるため、剥ぎ取る力は強くありません。
さて、そこでセルパージですが、『界面活性剤タイプ』をベースに、流れに垂直な方向に膨らむ力を発生させる特殊添加剤配合で、『界面活性剤タイプ』
の長所はそのままに、さらに、押し流す力を高めました。
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『セルパージ』
金属に密着している樹脂をふくらみ力で押し出し、かつ、浮き上がらせて取る |
【 各タイプのパージ材の比較 】
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洗浄力 |
自己排出性 |
半溶融タイプ |
○ |
△ |
界面活性剤タイプ |
△ |
○ |
セルパージ |
◎ |
○ |
ダイセルポリマーは、セルパージの洗浄メカニズムの解明で、
近畿化学協会 平成15年度環境技術賞
を受賞しています。
なお、今回ご紹介したセルパージの洗浄のメカニズムにつきましては、ファインケミカル
2005年11月号 (vol.34 No.11) p.5-14 に詳しくご紹介しています。
ご希望の方には別刷りをお送りいたしますので、お気軽にお問合せください。
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