本来非相容の両樹脂を、独自の相容化技術によりアロイ化しています。PA6樹脂の耐衝撃性、耐薬品性とABS樹脂の良成形性、二次加工性という特長をバランスさせています。また、PA樹脂特有の吸水による寸法変化、物性変化を低減していますので、寸法精度を要求される成形品にも適用が可能です。特にガラス繊維強化グレードは、薄肉部での流動性、高い剛性、ウエルド部の強度が要求される成形品に適しています。

ABS樹脂に近いA1300からPA樹脂に近いA1700までご用意しています。
相容化効果により、加成則を上回る耐衝撃性を誇ります。寸法安定性や塗装性が要求される用途などに適しています。

ノバロイAでは、ガラス繊維やフレーク、カーボン繊維などのフィラーを配合したグレードをご用意しています。
一般に強化グレードは流動性が低下するため薄肉成形品には適しませんが、ノバロイAは強化グレードでも高い流動性を保持するため、薄肉成形品へも適用可能です。また、表面にフィラーが目立ち難く、塗装などの二次加工を施してもきれいな外観が得られます。

【ノバロイAの標準成形条件】
| グレード |
予備乾燥 |
設定条件(℃) |
スクリュー
回転数
(rpm) |
背圧
(MPa) |
金型温度
(℃) |
| ノズル |
C3 |
C2 |
C1 |
| 一般グレード
|
4〜5時間
90〜100℃ |
220〜250 |
230〜260 |
220〜250 |
180〜210 |
60〜90 |
10〜20 |
60〜70 |
GF強化グレード
A2602,A2604 |
A2606,A2506 |
A2706,A2508(V) |
|
4〜5時間
90〜100℃ |
230〜250 |
240〜260 |
230〜250 |
180〜210 |
50〜80 |
10〜20 |
70〜90 |
| 難燃グレード
|
4〜5時間
90〜100℃ |
230〜250 |
240〜260 |
230〜250 |
180〜210 |
50〜80 |
10〜20 |
70〜90 |
※ ノバロイA 成形前後の成形機内部の洗浄には、当社の洗浄用プラスチック「セルパージ」の御使用をお奨めします。
(1)予備乾燥
ノバロイAにはナイロンが含まれていますので、予備乾燥が必要です。成形前に、熱風循環型乾燥機、または、ホッパードライヤーを使用し、90〜100℃の条件で3〜5時間予備乾燥してください。 なお、図1に90℃及び100℃での乾燥曲線を示します。樹脂中の水分量が多くなると、シルバーが発生するおそれがあります。 |
 |
(2)射出成形条件
ノバロイAカーボン繊維(CF)強化グレードは、CF強化ナイロン6と ほぼ同様の条件で成形可能です。 なお吸湿性がありますので、成形前に必ず(1)の条件に従って、乾燥してください。一般的な成形条件としては、
・ 成形機シリンダー温度 240℃〜270℃
・ 金型温度 50℃ 〜 90℃ が適当です。
樹脂温度が280℃以上になると、変色等の恐れがあります。
好ましくは、下表に示した条件での成形加工をお薦めします。
シリンダー温度(℃) |
金型温度
(℃) |
射出速度
(m/sec.) |
背圧
(MPa) |
スクリュー
回転数
(rpm) |
ノズル |
C3 |
C2 |
C1 |
240〜260 |
240〜260 |
230〜250 |
180〜210 |
70〜90 |
4 |
10〜20 |
50〜80 |
もし流動性が低い場合は、シリンダー温度を高めに設定してください。(上限280℃) また成形品の光沢が不足している場合は、金型温度及びシリンダー温度を高めに設定してください。
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(3)注意事項
本製品には導電性の非常に高いカーボン繊維が含まれているため樹脂の電気抵抗が非常に低くなっておりますので次の点にご注意下さい。
@ 製品ペレットはもとより、若干量含まれる切り粉の飛散による電気回路の短絡には充分お気を付け頂くようお願いします。(特にリレー部分の密閉をご確認下さい。)
A 熱をかけて溶けた状態でも電気伝導性がありますのでヒーター部分等にむき出しの配線がある成形機のご使用は絶対おやめ下さい。
**当該グレードは、外国為替および外国貿易法に基づく輸出貿易管理令別表第1の5の項目(18)に該当します。 |
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