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長繊維強化熱可塑性樹脂

開発品「セルロース長繊維強化樹脂」

従来のセルロース繊維配合樹脂(セルブレンC)を長繊維強化樹脂製造技術により、大幅に強度改良した樹脂です。

[開発品]セルロース繊維強化樹脂の特徴

従来のセルブレンCの特性を生かしつつ、セルロース素材の追求と長繊維強化樹脂により、これまでにない強度をもつ樹脂となっています。

セルブレンC

30%強化品比較(当社比)

セルブレンC
引張強さ シャルピー衝撃強さ
従来品(セルブレンC CP113) 3倍 20倍
PP/GF短繊維 1.5倍 4倍
PP/GF長繊維 同等 1.5倍
プラストロン

剛性&衝撃

プラストロン は、剛性(硬さ)と衝撃(強さ)を兼ね備えた素材で、金属やFRPの熱可塑性樹脂化の領域を拡げます。

剛性&衝撃

ペレットの中の連続繊維

プラストロン は、ペレット中に連続した強化繊維(ガラス繊維やカーボン繊維)が同じ長さで同一方向に複合されています。 従来の繊維強化樹脂ではできなかった剛性と高い衝撃強度を併せ持つ樹脂成形品が得られます。

通常の繊維強化樹脂と比較してプラストロン で成形したギアは長い繊維でしっかりと内部が補強され、また歯先まで繊維が十分に充填されています。

ペレットの中の連続繊維

プラストロンの幅広いグレード

プラストロン は、様々な樹脂マトリックスに各種繊維を組み合わせることにより、幅広いグレード設定をしておりますので用途に応じた最適の材料選定が可能です。

ガラス繊維 カーボン繊維 ステンレス繊維 アラミド繊維
特徴 機械強度 高強度・導電 EMIシールド/除電 摺動・摩耗
PP PP-GF20
PP-GF30
PP-GF40
PP-GF50
PP-CF20
PP-CF40
PP-SF PP-AF
PA6 PA6-GF50
PA6-GF60
PA6-CF40 PA6-SF  
PA66 PA66-GF50
PA66-GF60
PP66-CF40 PA66-SF PA66-AF
PA12 PA12-GF50 PAX-CF40    
MXD6 PAX-GF50
PAX-GF60
PAX-CF40    
MXD6        
PA6T PA6T-GF50 PA6T-CF40    
PA6T PA9T-GF50 PA9T-CF40    
PPS PPS-GF50 PPS-CF40 PPS-SF  
ABS     ABS-SF  
PC     PC-SF  

*記載は代表的なグレードです。これ以外のグレードについては、お問い合わせください。

プラストロンの特徴

高衝撃性
短繊維強化樹脂の3~5倍の衝撃強度。
高剛性
高い繊維配合量。
優れたクリープ特性
特に高温でのクリープ特性に優れる。
幅広い使用温度領域
高温での弾性保持率が高く、低温での衝撃保持率に優れる。
寸法安定性
反り、ヒケが小さい。線膨張係数が小さい。
摺動・磨耗
外観が良好。繊維の破断面が少なく磨耗量が小さい。

高い剛性

ガラス繊維ならば多くの樹脂ベースで60wt%、カーボン繊維では 40wt%の充填が可能であり、従来の繊維強化樹脂では望めなかった、より高い剛性での設計が可能です。

高い剛性

高い衝撃強度

繊維含有量に伴って衝撃強度が上がります。また、下写真のように プラストロンは衝撃を受けた場合でも成形品中の長い繊維の絡み合いにより破断の伝播が少なく、数値上の衝撃強度だけでなく実用面でも大きな差があることがわかります。

高い衝撃強度

幅広い使用温度領域

高温雰囲気下での剛性が高く、さらに低温領域では 一般の強化樹脂とは異なり衝撃強度が低下せず、 幅広い温度領域で最適の製品設計が可能です。

幅広い使用温度領域

長期特性

耐クリープ特性など、長期寿命においても大きな優位性を 持ちます。


寸法精度

長い繊維の補強効果により、成形品のそり・変形は短繊維強化樹脂よりも小さくなります。
また、線膨張も小さくなりますので金属部品との 勘合や接着などを行なう場合は、短繊維強化樹脂よりも寸法変化やそり・変形についても優位に設計が可能です。

寸法精度

プラストロン用途例

土木・住設

高い強度と剛性が求められる土木配管の継手部品や風力発電のタービンに採用されています。また住設機器では、バスユニット製品や、手すりなどにプラストロンの性能が生かされています。

土木・住設

スポーツ

高い強度と軽量性が求められるスキー、テニスなどの各種スポーツ用品やスポーツサイクルのクランクギア等に採用されています。

スポーツ

工業・工具

プラストロンは、金属代替として工業用ポンプのハウジングや、耐振動性、耐衝撃が必要となる電動工具などの用途にも用いられています。

工業・工具

車両

プラストロンを用いて樹脂化することにより、自動車、バイクの各種機能部品・構造部品の軽量化に貢献しています。

車両

特殊品